ダルビッシュ有との軌跡の裏で——山本聖子が歩んだ「最初の結婚」と元夫・永島英明との現在地
山本 聖子 元 旦那である元ハンドボール日本代表・永島英明氏との離婚から十数年が経過した今、二人の足跡が改めて見つめ直されている。昭和から平成、そして令和へと時代が移り変わる中で、女性アスリートの生き方やキャリア、そして家族のあり方は劇的に変化した。その先駆者とも言える彼女の人生の選択には、今なお多くの人々が関心を寄せている。
ダルビッシュ有投手との間に多くの子宝に恵まれ、アメリカで賑やかな家庭を築く彼女の姿は眩しい。だが、ネットの検索窓に今も頻繁に打ち込まれる山本 聖子 元 旦那というキーワードは、大衆が彼女の「激動の半生」に抱く尽きない関心の表れでもある。そこには、トップアスリート同士ゆえの葛藤と、それぞれの道を歩んだ大人の選択があった。
2006年の誓い:ハンドボール日本代表・永島英明との電撃婚

時計の針を2006年に戻そう。当時、女子レスリング世界選手権を何度も制覇し、圧倒的な強さを誇っていた山本聖子。彼女が人生の伴侶に選んだのが、ハンドボール全日本代表として活躍していた永島英明氏だった。
身長190センチを超える永島氏と、小柄ながら世界最強の肉体を持つ山本。アスリート界の「ビッグカップル」誕生は、スポーツ紙の一面を大きく飾った。互いに世界を目指す同志として、これ以上ない理解者を得たかのように見えた。翌年には第一子となる長男が誕生。公私ともに順風満帆な生活がスタートしたはずだった。
すれ違いの真相:トップアスリート同士だからこそ抱えた葛藤

しかし、アスリートとしての「引き際」と「第二の人生」の設計は一筋縄ではいかない。山本は出産後も現役復帰を目指し、マットへの情熱を燃やし続けた。一方で、永島氏もまた現役選手として、そして指導者としてのキャリアの過渡期にいた。
お互いが自分の限界に挑み続ける日々。それは美しくもあるが、家庭という共同体を維持するにはあまりにも過酷だ。遠征や合宿によるすれ違い、育児の方針、そして「競技者としての自分」を妥協できないプライド。メディアが報じる「価値観の違い」というありふれた言葉の裏には、トップを極めた者同士にしか分からない、深く鋭い摩擦があったとされる。
2014年の決断と、ダルビッシュ有との新たなスタート

2014年9月、二人は約8年間の婚姻生活にピリオドを打った。親権は山本が持つことになり、彼女は幼い息子を連れて新たな一歩を踏み出す決意をする。この決断は決して後ろ向きなものではなかった。彼女は自らの可能性を信じ、指導者としての道を模索し始めていたのだ。
そして同年の秋、運命的な出会いが訪れる。メジャーリーガーのダルビッシュ有との交際宣言だ。離婚から間もない時期での発表は世間を驚かせたが、二人の絆は揺るぎなかった。アスリートとしての孤独、異国の地での挑戦、そして家族への想い。すべてが合致した二人は、事実婚を経て正式に再婚。ここから山本の「第二の人生」が加速していく。
現在の永島英明氏:指導者として歩むセカンドキャリア
一方で、元夫である永島英明氏は今、どのような道を歩んでいるのだろうか。彼は現役引退後もハンドボール界に深く貢献し続けている。
指導者としての道を歩み、競技の普及活動や後進の育成に尽力する永島氏。メディアの表舞台に出ることは少なくなったが、スポーツ界における彼の信頼は厚い。かつて世界を目指した熱い魂は、形を変えて次の世代へと受け継がれている。泥沼の離婚劇とは無縁の、それぞれのフィールドでの「自立」がそこにはある。
「過去を否定しない」生き方が支持される理由
日本の芸能界やスポーツ界において、離婚は時にマイナスのイメージで語られがちだ。しかし、山本聖子の生き方はそのステレオタイプを打ち破った。彼女は過去の結婚を黒歴史にすることなく、今の幸せの土台として受け入れているように見える。
長男はダルビッシュ家の大黒柱である有氏とも良好な関係を築き、アメリカの地で逞しく成長している。前夫との間に生まれた命を大切に育てながら、新しい家族との絆も深めていく。この「ステップファミリー」としての成功例は、多様な家族の形が認められつつある現代日本において、多くの人々に勇気を与えている。
家族のカタチ:2026年現在、彼女が発信するメッセージ
2026年現在、SNSを通じて発信される山本の日常は、飾らない強さと愛に満ちている。子供たちの成長、夫を支える食事、そして時折見せるアスリートとしての鋭い眼差し。
誰かの「元妻」であり、誰かの「現妻」であり、そして何より「山本聖子」という一人の強い人間であること。過去の選択があったからこそ、今の彼女の笑顔がある。人生のハーフタイムを経て、彼女が手に入れたのは、世間の評判に左右されない「本当の強さ」なのだろう。 (出典: 山本 聖子 元 旦那(Yahoo!ニュース))